平素より福山駅前シネマモードをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 このたび、当館は設備の老朽化に伴い、2026年夏をもって現在のフジモトビルでの営業を終了し、閉館することとなりました。
この場所の歴史は、1947年(昭和22年)、戦災の傷跡が残る福山駅前で開催された「福山産業復興博覧会」に遡ります。その会場東側に建てられた仮設映画館「日米館」は、人々の心に希望の灯をともしました。その後、1967年(昭和42年)には福山初の高層ビル「藤本ビルディング」へと生まれ変わり、「70mmピカデリー劇場」「日米劇場」として、映画だけでなく総合レジャーの中心として皆様に愛されました。
そして2015年、この場所は「シネマモード」として生まれ変わり、こだわりのアート系作品をお届けする文化の発信地として歩んでまいりました。長きにわたり、福山の歴史と共に歩み、皆様の「喜びや希望」を映し出す「心の灯台」としてあり続けられたことは、私たちの誇りです。
劇場の灯は一度消えますが、これは決して終わりではなく、「映画文化の担い手」としての弊社の使命を永続させるための「発展的終了」です。シネマモードが大切にしてきた精神を受け継ぎ、2026年4月より、ふくやま美術館内にて「カフェ&アート系映画上映」という新業態の運営をスタートいたします。
これまでのご愛顧に心より感謝を込め、最後のお別れ興行を開催する予定です。詳細は決定次第お知らせいたしますので、ぜひ、この場所での最後の記憶を刻みにいらしてください。そして、シネマモード同様、新たな美術館での展開にもご期待とご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

敬白


株式会社フューレック(旧 藤本興業)代表取締役社長 藤本慎介